12月4日。
昨日3000系の記念切符が販売され、本日、3000系の営業運転の期間が終了する。
京王電鉄さんがファンのために約１ヵ月間ほど、渋谷駅、駒場東大前駅、永福町駅、富士見ヶ丘駅、吉祥寺駅の計5箇所に3000系の記念スタンプを設置してくれている。
11月中にスタンプを押しに行こうかな？
と思っていたが、自分が井の頭線を使うとき、スタンプがやや混んでいたので、スタンプ設置最終日の12月4日に押そうと決めていた。
スタンプは全て駅改札構内にあるので渋谷から吉祥寺までの切符190円を購入。
ホント、京王は運賃が安くて嬉しい。
いざ改札を通り、スタンプ台へ。
すると、スタンプ台に頭上にお知らせの貼り紙が…。
「吉祥寺駅のスタンプが盗難のため無くなりました」と悲しいお知らせ。
5つ全て押すことは出来なくて悲しいのと、スタンプを盗む鉄道ファンがいることが大変悲しい。
右の写真は、駒場東大前駅のスタンプ台。
ここでも、吉祥寺駅のスタンプが盗難にあったことを告知してあった。
京王電鉄さんとしては、何もファン感謝フェスタや記念スタンプなどの企画を行わないで、黙って3000系を引退させることは出来る。
ただ、鉄道ファンや地元住民のために、こうした善意で「さようなら」関連企画をしてくれている。
写真は富士見ヶ丘駅のスタンプ台。
ここでは、吉祥寺駅のスタンプが盗難されたとは書かれていない。
ただ、「諸事情により吉祥寺駅のスタンプは中止しました」と記載されている。
そして、希望者には吉祥寺駅のスタンプの絵柄が入ったプリントをお渡ししますので駅係員までお申し出くださいとあった。
早速、駅員さんから吉祥寺駅のスタンプの図柄が印刷された用紙を頂く。
これも、京王電鉄さんの善意。
同じ鉄道ファンが盗んだのだから、コンプリート出来なくてもおかしくないのに、わざわざ用紙を用意してくださることが大変ありがたい。
それにしても、スタンプは盗まれないようにチェーンで結ばれていたのに…。
盗んだ人は、計画的に金切りバサミなどを用意していたのだろう。
駅員や周囲にわからないように切るには、大きな金切りバサミは持ち歩けない。
だから、紙を切るように一発ではチェーンは切れないはず。
何度も切る作業をしているときに、愚かなことをしているという自覚は芽生えなかったのだろうか。
本当に悲しい。