■京王電鉄と鉄道ファンの優しさ

写真:6000系のポスターとファンへのお願い
写真:6000系のポスターとファンへのお願い

1月27日、仕事で京王線を使用した。
乗ったのは8000系だった。
ああ、6000系も見かけなくなったなぁ」と何気なく思っていたところ、なんと駅に写真上のポスターが貼ってあるのを目撃。
 

最近は鉄道ファンのマナーの問題や安全運行などの理由により、ひっそりと引退していることが多い気がする。
そんななか、「ありがとう!6000系」というポスターは、6000系の引退を告知してくれてもいるし、想像だが京王電鉄が6000系に対し“労い”、“感謝”の意を表している様にも感じられる。
 
幸いなことに、京王6000系について検索エンジンで調べると、鉄道ファンの方々が各HPやブログに情報をUPしてくれていた。
ファンの方に感謝しつつ情報を読むと、すぐに現在、競馬場線2連のワンマン運転で走っていることがわかった。
 
次の日の1月28日。幸い仕事は午後からの為、午前中に東府中駅へ向かう。
自分と同じ6000系を写真やビデオに収めようとする方が、ホームにざっと数えて10名ほど。
ここで感動したのが、みんな、譲り合って撮影している…ということ。
自分が撮影する際にも電車から離れてくれたし、乗客がたまたまいなかったので、チャンスと思い6000系の車内を撮ろうとした。

そのとき、ファンの方が同じく入ってきたが、すっと、その場をあけてくれた。
この紳士的な行為は、本当に感激。ありがとうの意味で頭を下げると、きっと「どういたしまして」という意味だろう…、手をあげてくれた。
 
さて、午後からの仕事に向かおうと東府中駅のホームを歩いていたら、写真下の「鉄道ファンへのお願い」という張り紙を発見。

内容は、まるで6000系自らがファンに向けて語りかけるように、譲り合って安全に気を付けて、そして、今までありがとうというコメント。

幼い頃から京王線と言えば、今でも5000系(すでに引退)や6000系をイメージする。その6000系を撮りに行った際の今日の鉄道ファンの行為と、京王電鉄の心意気にはとても感激した日でした。

※後日、電車のページに6000系の写真(下手ですが…)をUPしたいと思います。